日本歴史地名大系 「大具村」の解説 大具村おおぐむら 広島県:賀茂郡大和町大具村[現在地名]大和町大具和木(わき)村の北に位置し、徳良(とくら)と和木・椋梨(むくなし)を結ぶ交通路にあたる。豊田郡に属した。中央部に盆地状の低地部があり、徳良川が東から流入して村の中央部で南に向きを変え、和木村へ流れる。南部には川沿いに今田(いまだ)谷、その東に高鈴木(たかすずき)(現高須続)谷、西に加造田(かそうだ)谷がある。仁治四年(一二四三)二月日付の安芸沼田新庄方正検注目録写(小早川家文書)の和木の項に「大具寺御仏供田三反」とあり、中世には和木に含まれていたと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by