大利原村(読み)おおとしはらむら

日本歴史地名大系 「大利原村」の解説

大利原村
おおとしはらむら

[現在地名]芸北町大利原

南門原なもんばら村の北に位置し、かんむり山を北東に仰ぎ、その山麓滝山たきやま川支流に沿う標高約六五〇メートルの地に集落が開ける。東は才乙さいおと村、西は草安くさやす村、北は石見国那賀なか都川つがわ(現島根県那賀郡旭町)に接する。村名について「奥山ノ庄開闢之時、当村神縁有所ニ、大年神初当村鎮座し給、依大年原と名を得」(国郡志下調書出帳)と伝えられる。元和五年(一六一九)の安芸国知行帳に「大年原村」とみえ、正徳二年(一七一二)の「所務役人頭庄屋郡邑受方記」は「大利原村」と記し、以後この表記による。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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