大印内新田(読み)おおいんないしんでん

日本歴史地名大系 「大印内新田」の解説

大印内新田
おおいんないしんでん

[現在地名]浦川原村大印内新田

保倉ほくら川右岸にあり、西は横川よこかわ新田、東は山印内やまいんない新田。正保元年(一六四四)に成ったおおぶけ郷新田開発により成立。天和三年郷帳では「印内新田」高三一石二斗余、うち一三石二斗三升六合無役高とある。元禄郷帳では「飯室村枝郷印内新田」とあり高四〇石二斗余。山印内新田とは親村の名称で区別していたが、幕府より同名の新田村二村あるのはどういうわけかとの照会があったのを機に、享保期(一七一六―三六)以後大印内新田と称するようになったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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