浦川原村(読み)うらがわらむら

日本歴史地名大系 「浦川原村」の解説

浦川原村
うらがわらむら

面積:五〇・八八平方キロ

東頸城郡の北西端に位置する。東は大島おおしま村、南は安塚やすづか町・まき村、西は中頸城郡三和さんわ村、北は同郡頸城村・吉川よしかわ町に接する。東頸城丘陵の西端、高田たかだ平野の東の入口にあたり、村域は西流する保倉ほくら川の中流域と北流するその支流高谷たかたに川に沿い、北部で東西に、西部で南北に長く、集落は前記二川およびその支流沿いにある。山間地が大部分を占める東頸城郡のなかでは、村内最高峰が標高五〇七・一メートルのきりヶ岳と比較的平坦地に恵まれ、西部の保倉川沿いは水田地帯となっている。上越市直江津なおえつ地区と十日町市を結ぶ国道二五三号が保倉川沿いに横断する。近世期、高田たかだ城下(現上越市)魚沼郡を結ぶ松之山まつのやま街道が南部を横断し、また前記国道沿いの道は虫川むしがわ村以西ははなさき街道とよばれ、途中、有島ありしま村では高谷川沿いの道を合せ、横川よこかわ村では朔日ついたち峠越の道を分けて今町いままち・高田(現上越市)へ通じていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報