大同の九龍壁(読み)だいどうのきゅうりゅうへき

世界の観光地名がわかる事典 「大同の九龍壁」の解説

だいどうのきゅうりゅうへき【大同の九龍壁】

中国の山西省北部、大同(ダートン)市の東街にある、9つの龍が描かれている壁。◇明朝を建てた太祖(朱元璋)の第13子、朱桂の屋敷にある影壁(大門の外に建てられる壁)で、邸宅戦火で焼失し、この九龍壁だけが残っている。壁の長さは45.5m、高さ8m、厚さ2mで、下部に須弥壇(しゅみだん)、束腰部に獅子、虎、象、唐獅子麒麟(きりん)、天馬などの動物が彫られ、壁には五彩(黄・縁・朱・紫・藍)の彩色琉璃瓦の部材で積み上げられた9匹の龍が描かれている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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