大土山(読み)おおどやま

日本歴史地名大系 「大土山」の解説

大土山
おおどやま

柳津やないづの町並南東方にあり、標高三一八・三メートル。大土森ともいう。「柳津村安永風土記」の旧跡の項に「大土森 一柳津山興福寺跡」として「右当村虚空蔵堂別当真言宗福満山宝性院先寺号ニ御座候処、慶長年中迄寺有之儀ニ相聞候事」とみえる。「封内風土記」柳津邑の項にも虚空蔵堂の由来として、かつては大土山の山頂にあり、柳沢山興福寺という寺があったが、元和元年(一六一五)現在地に移したと記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android