大土山(読み)おおどやま

日本歴史地名大系 「大土山」の解説

大土山
おおどやま

柳津やないづの町並南東方にあり、標高三一八・三メートル。大土森ともいう。「柳津村安永風土記」の旧跡の項に「大土森 一柳津山興福寺跡」として「右当村虚空蔵堂別当真言宗福満山宝性院先寺号ニ御座候処、慶長年中迄寺有之儀ニ相聞候事」とみえる。「封内風土記」柳津邑の項にも虚空蔵堂の由来として、かつては大土山の山頂にあり、柳沢山興福寺という寺があったが、元和元年(一六一五)現在地に移したと記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android