大地主神社(読み)おおとこぬしじんじや

日本歴史地名大系 「大地主神社」の解説

大地主神社
おおとこぬしじんじや

[現在地名]七尾市山王

七尾東部の大産土神で、通称は七尾山王神社。「三州式内等旧社記」に載る旧社で、旧郷社。もとは府中ふちゆう町・府中村の氏神であったという(能登志徴)能府地主のうふとこぬし日吉山王大社(祭神大山咋神)・祇園牛頭天王社(祭神素盞嗚神)加夫刀比古かぶとひこ神社(祭神伊許保止神)を合祀して、文政五年(一八二二)に能府地主山王大社、明治六年(一八七三)に府中日吉神社、同一五年現社名となった(鹿島郡誌)

社蔵の天正六年(一五七八)本地曼荼羅札に「山王」とあり、社務の神主若狭と右筆明星館のほか、理性院・薬勝院・法華院・三屋藤右衛門尉がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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