青柏祭(読み)せいはくさい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青柏祭
せいはくさい

石川県七尾市府中町の大地主神社(おおとこぬしじんじゃ。山王神社)の春祭り神饌を青柏に盛って供えるところからこの名がついた。巨大な山車「でか山」が登場するところから,でか山祭ともいう。本来は旧暦 4月申の日を中心とする祭りだったが,今日では 5月3日の宵山,4日の本山,5日の裏山という順序で行なわれる。でか山は高さ 12mの末広形の曳山で,直径 2mの車輪が 4個つき,山の上段には舞台が組まれ,歌舞伎狂言の人形が飾りつけられている。人形は毎年意匠を変えて競い合う。でか山は鍛治町,魚町,府中町の 3町から各 1台出される。毎年若い娘を人身御供人身供犠)として要求し,越後の「しゅけん」というオオカミに退治された 3匹の猿神の霊を慰めるため,人身御供の代わりに 3台の山車を山王社に奉納したのが始まりとする伝承がある。青柏祭の曳山行事は国の重要無形民俗文化財に指定されており,2016年に「山・鉾・屋台行事」の一つとして国際連合教育科学文化機関 UNESCOの世界無形遺産に登録された。

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精選版 日本国語大辞典の解説

あおがしわ‐まつり あをがしは‥【青柏祭】

〘名〙
石川県七尾市山王町にある大地主神社で毎年五月一三日から三日間行なわれる祭。巨大な山車(だし)を引き回すので有名。青柏の葉に神饌を盛るのでこの名がある。《季・夏》
② 京都市上京区の北野神社で毎年六月一〇日に行なわれる祭。

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