大大将棋(読み)だいだいしょうぎ

精選版 日本国語大辞典 「大大将棋」の意味・読み・例文・類語

だいだい‐しょうぎ‥シャウギ【大大将棋】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代に行なわれた将棋一種。ふつうのもの(縦横各九目、駒総数四〇枚)に比し、盤の縦横各一七目、駒数計一九二枚という大がかりなところから生じた名称
    1. [初出の実例]「此一子朝暮物毎に工夫をめぐらし大々将棊(タイタイシャウギ)をさし得て」(出典浮世草子新可笑記(1688)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大大将棋の言及

【将棋】より

…駒は取捨てで相手から取った駒は再使用できない。原本が残っていないので不明確であるが,1443年(嘉吉3)の写本である《象棋六種之図》に小将棋,中将棋,大将棋,大大将棋,摩訶(まか)大大将棋,泰将棋が記されている。小将棋は現在の将棋に類似し,大将棋は平安時代の大将棋と異なり,升目は15×15の盤で駒数は130枚29種類,大大将棋は17×17の盤で駒数192枚68種,摩訶大大将棋は19×19の盤で駒数192枚51種類,泰将棋は25×25の盤で駒数354枚93種類である。…

※「大大将棋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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