精選版 日本国語大辞典 「大宮派」の意味・読み・例文・類語 おおみや‐はおほみや‥【大宮派】 〘 名詞 〙 刀工の一派。文応(一二六〇‐六一)の頃の国盛を祖とするもの。国盛は、のちに備前国長船(岡山県瀬戸内市)に移住したが、はじめ山城国(京都府)大宮に住んだところから、この称があるという。備前の地鉄に山城の象(かたち)、大和の模様を兼ねて、一派を開いたといわれる。その末流は、吉野時代から室町時代にかけて繁栄した。盛重、盛景、景政、師景らが著名。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例