大宰の少弐(読み)だざいのしょうに

精選版 日本国語大辞典 「大宰の少弐」の意味・読み・例文・類語

だざい【大宰】 の 少弐(しょうに)

  1. 大宰府次官。定員二人。従五位下相当。職掌大弐に同じ。鎌倉時代に御家人武藤氏(のち少弐氏)が少弐を世襲してからは政務実権をにぎり、帥、大弐の任命は有名無実化する。
    1. [初出の実例]「以従五位下阿部朝臣首名、為大宰少弐」(出典:続日本紀‐慶雲三年(706)二月戊子)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android