大弐(読み)ダイニ

デジタル大辞泉 「大弐」の意味・読み・例文・類語

だい‐に【大弐】

律令制で、大宰府次官すけうち最上位のもの。権帥ごんのそちを欠くときに実務を執った。

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精選版 日本国語大辞典 「大弐」の意味・読み・例文・類語

だい‐に【大弐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で、大宰府の次官三人中の最上位者の官名。正五位上相当官。延暦二五年(八〇六従四位下に改められた。平安時代以降、帥が親王の官となってより、大宰府の政務権帥(ごんのそち)または大弐が行なったが、権帥のある時は大弐を任ぜず、大弐のある時は権帥を任じないのが例である。しかし両方とも政務の最高責任者であるところから、帥の唐名都督を大弐が用いる場合がある。〔令義解(718)〕
  3. 明治四年(一八七一)八月に置かれた陸軍四鎮台の上級の次官。帥の下に位し、帥の職掌を補佐する奏任官。同六年一月九日廃された。
    1. [初出の実例]「四管鎮台〈略〉大弐」(出典:明治職官沿革表(1886‐94)一)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大弐」の解説

大弐 だいに

?-? 平安時代後期の女官,歌人
藤原通宗(みちむね)の娘。母は大弐三位と高階成章の娘。はじめ郁芳門院(いくほうもんいん),のち賀茂斎院の令子内親王につかえ,前斎院大弐,皇后宮大弐,二条太皇太后宮大弐とよばれる。歌は「金葉和歌集」などにみえる。寛治(かんじ)-康和(1087-1104)のころに活躍。名は宗子。家集に「大弐集」。

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デジタル大辞泉プラス 「大弐」の解説

大弐

山梨県甲斐市で生産される焼酎耕作放棄地を利用して栽培した黄金千貫を原料とする芋焼酎で、2012年から販売開始。2016年春季の全国酒類コンクール本格焼酎・芋焼酎部門で第1位。

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