大小名(読み)だいしょうみょう

精選版 日本国語大辞典 「大小名」の意味・読み・例文・類語

だいしょう‐みょう ダイセウミャウ【大小名】

〘名〙
中世、地方豪族、在地領主勢威の比較的大きい者と小さい者。また、大小の名田(みょうでん)所有者。→大名(だいみょう)
吾妻鏡‐弘長元年(1261)五月一三日「東国大少名、〈略〉皆官平氏。莫彼恩顧
近世知行高一万石以上の大名で、その知行高の大きいものと小さいもの。
談義本・風流志道軒伝(1763)一「今諸国の大小名を見るに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報