大島如雲(読み)オオシマジョウン

デジタル大辞泉 「大島如雲」の意味・読み・例文・類語

おおしま‐じょうん〔おほしま‐〕【大島如雲】

[1858~1940]鋳金ちゅうきん家。江戸の生まれ。本名、勝次郎。東京美術学校教授。精緻な蝋型ろうがた技法で知られる。代表作に「濡獅子図額」など。

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20世紀日本人名事典 「大島如雲」の解説

大島 如雲
オオシマ ジョウン

明治〜昭和期の鋳金家



生年
安政5年2月2日(1858年)

没年
昭和15(1940)年1月4日

出生地
東京・小石川

経歴
鋳金家の父高次郎に蠟型鋳造、鋳浚彫刻術を学ぶ。明治14年第2回内国勧業博覧会に「竜神」を出品、その後は東京彫工会、日本美術協会、東京鋳金会などに出品を続けた。33年パリ万国博覧会に出品した「稲穂群雀」が金賞牌を受賞。この間23年から昭和7年まで東京美術学校で蠟型鋳物を教えた。「濡獅子図額」が代表作で、東京芸大蔵。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大島如雲」の解説

大島如雲 おおしま-じょうん

1858-1940 明治-昭和時代前期の鋳金家。
安政5年2月12日生まれ。父大島高次郎に鋳造技法をまなび,精巧な蝋型鋳造を得意とした。明治14年の内国勧業博覧会に「竜神」を出品。33年パリ万国博覧会に出品した「稲穂群雀」で金賞受賞。23年から昭和7年まで東京美術学校(現東京芸大)でおしえた。昭和15年1月4日死去。83歳。江戸出身。本名は勝次郎。別号に一乗軒。代表作に「濡獅子図額」など。

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