大島泰雄(読み)オオシマ ヤスオ

20世紀日本人名事典 「大島泰雄」の解説

大島 泰雄
オオシマ ヤスオ

昭和期の水産学者 東京大学名誉教授



生年
明治41(1908)年1月1日

没年
平成6(1994)年1月23日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学農学部水産学科〔昭和7年〕卒,東京帝国大学大学院修了

学位〔年〕
農学博士〔昭和24年〕

経歴
昭和7年東京帝国大学に勤め、11年農学部助教授、25年教授。43年退官、名誉教授。同年香川大学農学部教授となり、46年日本栽培漁業協会常務理事。この間日本水産学会長、沿岸漁業等振興審議会委員、海洋科学技術審議会委員などを務め、“つくり育てる漁業”を指導した。著書に「人工魚礁」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大島泰雄」の解説

大島泰雄 おおしま-やすお

1908-1994 昭和時代の水産学者。
明治41年1月1日生まれ。武田泰淳(たいじゅん)の兄。昭和25年東大教授となり,退官後,香川大教授。日本栽培漁業協会常務理事,海洋科学技術審議会委員,日本水産学会会長などを歴任。人工魚礁,魚介種苗育成の研究を通じて,「つくり育てる漁業」を推しすすめた。平成6年1月23日死去。86歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「人工魚礁」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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