大崎台遺跡(読み)おおさきだいいせき

日本歴史地名大系 「大崎台遺跡」の解説

大崎台遺跡
おおさきだいいせき

[現在地名]佐倉市六崎

JR佐倉駅の南側台地上に位置。昭和五六年(一九八一)から二年にわたって調査され、弥生時代中期後半から平安時代に至る五九五軒の住居跡、掘立柱建物跡七二棟・方形周溝墓二三基が発掘された。弥生中期後半の宮ノ台式期の住居跡は建替えを含めると二〇五軒を数え、周囲には径一四〇メートルほどの不整な円形をなす環濠がめぐっている。環濠の外の北東側・南側には方形周溝墓群があり、墓域を形成している。また小谷津を挟んだ西側台地上の寺崎てらざきには向原むかいばら遺跡が所在し、当遺跡の墓域であったと考えられる。環濠集落は大別して四期の変遷があり、北総における拠点集落をなす。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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