大崩山カルデラ(読み)おおくえやまカルデラ

最新 地学事典 「大崩山カルデラ」の解説

おおくえやまカルデラ
大崩山カルデラ

Okueyama caldera

中新世中期の大崩山火山-深成複合岩体を構成するカルデラ群のうち,祖母山・傾山両カルデラに次いで形成された最新のもの。長径33km, 短径22kmのNW-SE方向に伸長したほぼ楕円形の形態をもち,祖母山・傾山両カルデラを内側に含む。大量の流紋岩質マグマを環状割れ目から火砕流(国見岳火砕流)として噴出した後,環状割れ目の内側が陥没したものである。陥没量は1km以下。環状割れ目は,現在では火砕岩や花崗斑岩によって満たされている。カルデラの内側はその後隆起して再生ドームが形成され,さらに再生マグマだまりが貫入固化して,バソリス状の大崩山花崗岩体となっており,典型的なバイアス型カルデラの地下構造を示す。

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参照項目:大崩山花崗岩体
参照項目:傾山カルデラ

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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