傾山カルデラ(読み)かたむきやまカルデラ

最新 地学事典 「傾山カルデラ」の解説

かたむきやまカルデラ
傾山カルデラ

Katamukiyama caldera

大分・宮崎県境付近に位置し,祖母山カルデラ・大崩山おおくえやまカルデラなどとともに,中新世中期の大崩山火山-深成複合岩体を構成する陥没カルデラ。松本徰夫ほか(1973)により命名。長径12km,短径6kmの楕円形を呈する。陥没量は1km以上。大量のデイサイト~流紋岩質火砕流の噴出により形成された,おそらくバイアス型のカルデラ。本地域の火山活動は,大量のデイサイト~流紋岩質火砕流・溶岩の噴出と祖母山カルデラ(18km×13km;陥没量750m以上)の形成に始まり,無斑晶流紋岩質溶岩流の流出と溶岩台地の形成,傾山カルデラの形成,安山岩質成層火山群の形成,大量の流紋岩質火砕流の噴出と大崩山カルデラの形成へと続く。傾山カルデラは大崩山カルデラ形成時に再陥没し,現在カルデラ内は上位にあった安山岩質溶岩・火砕岩によって埋積されているが,最下位には花崗岩が貫入してこれに熱変成作用を与えている。

執筆者:

参照項目:大崩山花崗岩体
参照項目:大崩山カルデラ

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 高橋

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む