共同通信ニュース用語解説 「大川原化工機冤罪事件」の解説
大川原化工機冤罪 事件
警視庁公安部は2020年、大川原化工機が輸出した装置が軍事転用可能で輸出規制対象に当たると判断し、外為法違反容疑で社長や元顧問ら3人を逮捕した。元顧問は胃がん治療で勾留停止後、21年2月に死亡。同7月、疑義が生じたとして起訴が取り消された。同社が東京都と国に損害賠償を求めた訴訟の二審東京高裁判決は、公安部について、不正輸出ではないとの従業員らの主張を聞いていたにもかかわらず追加捜査をしなかったなどと指摘した。東京地検に関しては装置の検証を欠いたと判断し、逮捕・起訴は違法と認定。その後、判決が確定した。
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