大川原化工機冤罪事件

共同通信ニュース用語解説 「大川原化工機冤罪事件」の解説

大川原化工機冤罪えんざい事件

警視庁公安部は2020年、大川原化工機が輸出した「噴霧乾燥装置」が生物兵器製造に転用可能で、輸出規制対象に当たると判断し、外為法違反の疑いで大川原正明おおかわら・まさあき社長ら3人を逮捕した。東京地検は3人を起訴したが、初公判直前の21年7月、犯罪に当たるかどうか疑義が生じたとして起訴を取り消した。東京地裁は21年12月、1年近くに及んだ身柄拘束への刑事補償として計1130万円の支払いを決定した。同社が東京都と国に損害賠償を求めた民事訴訟では、一、二審ともに逮捕・起訴を違法と認定。都と国は上告を断念した。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報