大年村(読み)おおとしむら

日本歴史地名大系 「大年村」の解説

大年村
おおとしむら

[現在地名]福井市大年町

丹生山地の北部、七瀬ななせ川中流域の小平野に位置する。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図に「大歳村」として高四五三・一石が記され、正保郷帳も表記は変わらず、田方三〇二石余・畠方一五一石。「越前地理指南」以降大年村と記される。元禄一一年(一六九八)の御国絵図作成に付差上(高氏家文書)によると、上記村高のほかに一二・六九九石の大安だいあん寺出作高が記される。福井藩領で、文政六年(一八二三)の給人地方渡名寄帳によると、蔵入地と大安寺領で、以降村高は大安寺領出作高分が増加する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android