大庁(読み)たいちょう

精選版 日本国語大辞典 「大庁」の意味・読み・例文・類語

たい‐ちょう‥チャウ【大庁】

  1. 〘 名詞 〙 大政所(おおまんどころ)異称
    1. [初出の実例]「其国にとどめさせ給へとて、大庁を下し給ひしによって、やがて都に登り給ひぬ」(出典:藩翰譜(1702)一)

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普及版 字通 「大庁」の読み・字形・画数・意味

【大庁】だいちよう

大きな座敷

字通「大」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の大庁の言及

【住居】より

…夫と子ども以外の男性には閉ざされた部屋である。内房の隣にある大庁(テチョンtae ch‘ŏng)は板敷きの部屋で,天井を架設せず屋根裏がそのまま出ている。ここの天井部分にある梁は家の最も重要な梁であり,棟上げした年月日と竜や亀などの縁起のよいことばを含む上梁文が記されている。…

【朝鮮】より

…建物自体への入口としての玄関に相当するものはなく,塀に設けられた大門が内と外との境界となっている。家屋は数十cmの高さに土壇を築いてその上に建てられ,その構造は地方や経済階層によってもちろん異なるが,基本的要素としては,台所(土間),それに続く内房(アンバンanbang),大庁(テチョンtaech’ŏng),大庁をはさんで内房の反対側に越房(コンノンバンkŏnnŏnbang)が配置される。建物の規模が大きくなればさまざまな部屋(房)が付加されるが,内房や越房などの居室部分の床はオンドル,大庁および物置き部屋などは板敷(マルmaru)である。…

※「大庁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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