大慶直胤(読み)たいけいなおたね

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大慶直胤」の意味・わかりやすい解説

大慶直胤
たいけいなおたね

[生]文化2(1805).山形
[没]安政5(1858).5.7. 江戸
江戸時代末期の刀工。姓は藤原庄司,名は箕兵衛。もと鎌鍛冶であったが 24歳のとき鍛刀を志し,江戸で水心子正秀の門に入り,大慶直胤と号した。技量は師よりすぐれ,各地の伝統的鍛法をこなし,新新刀 (→新刀 ) 前期を代表する刀工の一人となった。門下には次郎太郎直勝をはじめ名工が多い。

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