日本歴史地名大系 「大戸上村」の解説 大戸上村だいとかみむら 岡山県:久米郡柵原町大戸上村[現在地名]柵原町大戸上大戸下村の南西に位置し、本山(ほんざん)川の上流域にあたる。大戸下村と併せて大戸村と記されることが多く、正保郷帳でも大戸村の内。元禄一〇年(一六九七)の美作国郷村帳に大戸村上とみえ、高二三一石余。天保(一八三〇―四四)頃の美作国郷中高帳では大戸上村とあり、高二三二石余。定宗(さだむね)村の本山寺領五一一石余のうち一九二石余は大戸村の内。津山藩森氏断絶後の領主の変遷は大戸下村と同様。村内の大戸山は津山藩の直接管理で、藩の用材需要にあてられた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報