柵原町(読み)やなはらちよう

日本歴史地名大系 「柵原町」の解説

柵原町
やなはらちよう

面積:七八・〇六平方キロ

郡の東部に位置し、西は久米南くめなん町・中央ちゆうおう町、北は津山市、北東は勝田かつた勝央しようおう町、東は英田あいだ郡美作町・英田町、南は和気わけ佐伯さえき町・赤磐あかいわ吉井よしい町と接する。町域の七割弱は標高一五〇―二五〇メートルの高地で、町を東西に二分して吉井川が南流し、南端飯岡ゆうか地区で吉野よしの川と合流する。耕地はこの二河川と、吉井川支流の本山寺ほんざんじ川・和気(甲和気川・乙和気川)の各流域にみられる。飯岡には県指定史跡の月の輪つきのわ古墳がある。「和名抄」記載の勝田郡飯岡いおか郷・久米郡長岡ながおか郷などが町域内に比定され、中世にはこれらの郷名を継ぐとみられる飯岡ゆうか郷・長岡庄などが成立している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報