大曲西根村(読み)おおまがりにしねむら

日本歴史地名大系 「大曲西根村」の解説

大曲西根村
おおまがりにしねむら

[現在地名]大曲市大曲西根・船場ふなば町一丁目・同二丁目

南は内小友うちおとも村、東は雄物川を隔てて大曲村、北は蛭川ひるがわ村に接する。

西に出羽山地を負い、東麓台地上に鳥居とりい遺跡・成沢なりさわ遺跡がある。いずれも縄文晩期の土器片を出土し、成沢遺跡からは竪穴住居跡二軒が検出されている。また成沢窯跡から須恵器土師器とともに登窯三基を検出。成沢遺跡の南には宇都台うつのだい遺跡があり、弥生式土器を出土する。

暦応四年(一三四一)の村々年貢注進状(新渡戸文書)に、

<資料は省略されています>

とみえる。貞治三年(一三六四)の保阿譲状(新渡戸文書)に「西根幡江郷」、同五年の秋季への譲状(新渡戸文書)に「西根十八郷」とあり、当地、あるいは当地を含み金沢西根かねざわにしね(現仙北郡仙南村)六郷西根ろくごうにしねに広がる地域に比定されている。

天正一八年(一五九〇)の出羽国仙北之内北浦郡御検地目録帳(戸沢文書)に「西根郷之内」として「辰口村」分米九二六石七斗、「二王寺村」分米八六五石六升とみえる。同年の「仙北御在城の節御支配、仙北領村付帳の写」(色部文書)に、

<資料は省略されています>

とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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