辰口村(読み)たつのくちむら

日本歴史地名大系 「辰口村」の解説

辰口村
たつのくちむら

[現在地名]辰口町辰口・緑が丘みどりがおか

現辰口町域の北西部、手取川南岸に形成された平地に位置する。戦国時代には集落が成立していたと伝え、馬駈馬場・市見場いつちんば乱れ橋みだればしといった地名があった(能美郡誌)正保郷帳では辰ノ口村とみえ、高六〇九石余、田方三一町三反余・畑方四町五反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高六二五石、免三ツ四分、小物成は山役が一二七匁(三箇国高物成帳)。散小物成として文政九年(一八二六)から豆腐役、天保九年(一八三八)から油振売棒役、同一一年から温泉運上銀を負担(天保一三年村御印物成等書上帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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