大杓鴫(読み)だいしゃくしぎ

精選版 日本国語大辞典 「大杓鴫」の意味・読み・例文・類語

だいしゃく‐しぎ【大杓鴫】

  1. 〘 名詞 〙 シギ科の鳥。シギ科のうちの最大種で、全長六〇センチメートルに達する。嘴が細長く約一五センチメートルで下方へ湾曲する。体の上面は淡黄褐色で黒褐色斑紋があり、下面は白く暗色の細かい斑点がある。アジア北東部で繁殖し、日本には四~六月、八~一〇月の二回、旅鳥として各地海岸河口浅瀬にくるが、南日本では冬も少数留まる。《 季語・秋 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android