大極上上吉(読み)だいごくじょうじょうきち

精選版 日本国語大辞典 「大極上上吉」の意味・読み・例文・類語

だい‐ごくじょうじょうきち‥ゴクジャウジャウキチ【大極上上吉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代役者評判記や、それになぞらえた他の評判記で、最高の位付けの名称の一つ。
    1. [初出の実例]「立役之部 〈略〉大極上上吉 大通」(出典:洒落本・客者評判記(1780)色里買廓惣客者目録)
    2. 「元より役者は大下手なりと、人皆罵り笑ひて、一生大極上上吉(ダイゴクジャウジャウキチ)にはなられまい」(出典談義本・成仙玉一口玄談(1785)四)
  3. この上なくよいこと。最高にめでたいこと。
    1. [初出の実例]「だんご二串かへば嚢中おのづから銭なし、はな紙はなし地にして、大極上々吉の此うへなしの無類飛切といへども、六拾まひで拾三文なり」(出典:洒落本・新吾左出放題盲牛(1781)居候遺精)

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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