日本歴史地名大系 「大永山村」の解説 大永山村だいえいやまむら 愛媛県:新居浜市大永山村[現在地名]新居浜市大永山南端に笹(ささ)ヶ峰(みね)(一八五九・七メートル)がそびえ、現高知県土佐郡に接し、笹ヶ峰と北の黒森(くろもり)山(一六七八・四メートル)とを結ぶ稜線が西条市との境界をなす。これら山地と、山地に発し北流する国領(こくりよう)川の本支流の渓谷からなる山村。元禄一三年(一七〇〇)の領分附伊予国村浦記に「高八拾八石壱升三合 松平左京大夫知行 角野村枝郷大永山村」とある。宝永元年(一七〇四)立川(たつかわ)銅山所在の立川山の西隣にある関係で、他の五ヵ村とともに西条藩領から幕府領に領地替になった。文久二年(一八六二)の伊予国新居郡私領渡差障有無一村限帳には「右村銅山続ニ付知行渡并分郷等ニ難成村」と記している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報