深山幽谷(読み)シンザンユウコク

デジタル大辞泉 「深山幽谷」の意味・読み・例文・類語

しんざん‐ゆうこく〔‐イウコク〕【深山幽谷】

《「列子れっし黄帝こうていから》人けがなく、ひっそりとした奥深い山や谷。「深山幽谷に遊ぶ」

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精選版 日本国語大辞典 「深山幽谷」の意味・読み・例文・類語

しんざん‐ゆうこく‥イウコク【深山幽谷】

  1. 〘 名詞 〙 人けのない奥深い山や谷。
    1. [初出の実例]「官をも辞して、深山幽谷に人間をのがれたと云心ぞ」(出典:玉塵抄(1563)四)
    2. 「深山幽谷(ユウコク)僻遠の地には山精木客魑魅魍魎などいへる種々の邪物有りて」(出典随筆西遊記(新日本古典文学大系所収)(1795)三)
    3. [その他の文献]〔列子‐黄帝〕

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四字熟語を知る辞典 「深山幽谷」の解説

深山幽谷

奥深い山と奥深いしずかな谷。人が足を踏み入れていないしずかな自然のたたずまいを表す。

[使用例] 名人たかむらの彫刻は、もしばらの花ならば、すばらしい匂いを放つそうでございますから、ライオンでもお彫らせなさいますれば、必ず深山幽谷に響き渡る勇壮なえ声がきけることでございましょう[住井すゑ*橋のない川(第一部)|1961]

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