日本歴史地名大系 「大泉郷」の解説 大泉郷おおいずみごう 秋田県:出羽国(羽後国)河辺郡大泉郷「和名抄」刊本・高山寺本ともに「大泉」と記す。「日本地理志料」に「訓闕、按当読云於保伊豆美」とある。 大泉郷おおいずみごう 山形県:出羽国田川郡大泉郷「和名抄」所載の郷。諸本とも訓を欠く。平安末期に所在した大泉庄は郷名を引継いだものと考えられ、同庄の地頭武藤氏が大宝寺(だいほうじ)城(現鶴岡市)に居住したこと、現東田川郡櫛引(くしびき)町下山添(しもやまぞえ)の山添八幡神社所蔵の、永徳二年(一三八二)七月二四日銘の大般若経写経奥書に「大泉庄山副八幡宮」などとみえることから、現鶴岡市から櫛引町北部にかけての赤(あか)川中流左岸一帯とみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by