大浜浦(読み)おおはまうら

日本歴史地名大系 「大浜浦」の解説

大浜浦
おおはまうら

[現在地名]詫間町大浜

荘内しようない半島の中央部、香田こうだ浦の西に位置する。北東瀬戸内海、西はひうち灘に面する。寛永国絵図では庄内しようない浦のうちに浦名がみえる。幕末庄内村から分村したと考えられ、「西讃府志」によれば、村の広さは東は香田浦から北にまわってつむ浦まで二六町三六間、南はいえの(現仁尾町)との境から西は生里なまり浦まで五七町三四間。波戸二九三間、加子六一戸。村高二八六石余、反別は五九町八反余、うち畑四三町五反余・屋敷一町一反余。家数二八〇・人数一千三七六、牛一九五。船は六〇石一、四〇石三、三〇石三、漁船八、通船一、一挺船一五。林は九七町余、うち居林五五町余。橋一、閘一。池は船越ふなこし池・田野宮たのみや池など一一。島は障子しようじ島・弁天べんてん島。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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