日本歴史地名大系 「大瀬仙光坊屋敷跡」の解説 大瀬仙光坊屋敷跡おおせせんこうぼうやしきあと 福井県:福井市旧足羽郡地区下市村大瀬仙光坊屋敷跡[現在地名]福井市下市町下市(しもいち)の北部、寄品(よしな)大明神のあった山の麓にある。仙光坊は寄品明神の別当坊か。同明神は日野川対岸の大瀬から移ったというから、仙光坊も同時に移り、下市にあっても大瀬仙光坊とよばれたのであろう。「当国御陳之次第」(金沢市立図書館蔵)の文明一一年(一四七九)一一月二一日条に、金津(かなづ)(現坂井郡金津町)夜討の時、朝倉孝景の臣大瀬千光坊が手柄を立てたと記されているから、住僧は朝倉氏の家臣になったものと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by