大田(韓国)(読み)たいでん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大田(韓国)」の意味・わかりやすい解説

大田(韓国)
たいでん / テジョン

韓国(大韓民国)、忠清南道南東部に位置する広域市。面積539.83平方キロメートル、人口136万5961(2000)。5区からなる。忠清南道の都市であったが1989年に直轄市に昇格。95年地方自治制度の改革により広域市となる。行政的には忠清南道から分離したが、現在も忠清南道の道庁所在地である。京釜(けいふ)線と湖南線の分岐点で、また京釜高速道路の光州方面へ向かう路線との分岐点であり、交通の要地として発達。東、南、北部丘陵地西部は開かれた盆地市街が展開している。1927年に忠清南道の道庁が公州より移されてから行政、文化、経済の中心地として発展し、西大田を中心に南西部へ工業地区が形成されている。忠南大学校がある。

[張 保 雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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