大石光之助(読み)オオイシ コウノスケ

20世紀日本人名事典 「大石光之助」の解説

大石 光之助
オオイシ コウノスケ

昭和期の実業家 静岡新聞社創業者;静岡放送創立者。



生年
明治29(1896)年9月9日

没年
昭和46(1971)年2月8日

出生地
静岡県静岡市

学歴〔年〕
日本大学独法科〔大正9年〕卒

経歴
徳富蘇峰を尊敬し国民新聞社に入社。大正11年新聞研究のため欧米に派遣された。のち石川武美とともに退社し、主婦之友社に入社、石川を助けた。14年経営不振に陥っていた静岡民友新聞社の再建にあたり、昭和3年総支配人となり、16年戦時体制下の新聞統合設立した静岡新聞社社長となった。戦後は“売るために作る新聞”をスローガンに独特の経営を推進、地方紙ではトップ級の大部数を達成した。42年会長。この間、27年には静岡放送を設立、社長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大石光之助」の解説

大石光之助 おおいし-こうのすけ

1896-1971 昭和時代の新聞経営者。
明治29年9月9日生まれ。国民新聞社,主婦之友社をへて,昭和3年静岡民友新聞社長となる。16年新聞統合で設立された静岡新聞社長に就任。27年静岡放送を設立し,社長をつとめた。昭和46年2月8日死去。74歳。静岡県出身。日大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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