大石山(読み)おおいしやま

日本歴史地名大系 「大石山」の解説

大石山
おおいしやま

栗太くりた郡の南端大石に所在する山。天平宝字三年(七五九)に始まる保良ほら宮の造営に伴う同五年一二月から六年八月までの石山いしやま寺の増改築に際し、羽栗臣大山と羽栗臣黒麻呂・猪使宿禰広成の三人が田上大石山で檜皮を採取することを請負い(同六年三月一〇日「羽栗臣大山等解」正倉院文書など)、同六年の雑材并檜皮和炭等納帳(同文書)によると、三月二五日頃まで作業に従事し、檜皮三〇四囲と檜榑四六材を三月一六日から四月二日までに納入している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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