大簗村(読み)おおやなむら

日本歴史地名大系 「大簗村」の解説

大簗村
おおやなむら

[現在地名]本荘市石沢いしざわ 大簗

石沢川上流で、東南は山内やまうち村、西北鳥田目とりため村、北はたきさわ村・湯沢ゆざわ村と接する。

元和一〇年(一六二四)の「本田御検地帳 田方」(石沢郷土誌)に村名があり、田持百姓三名とみえる。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に三八石とあり、元禄一一年(一六九八)の出羽国由理郡之内村高帳に三八石七斗四升四合とある。明治五年(一八七二)には六二石余(旧高旧領取調帳)。山間部にあり、新田開拓の余地がほとんどなかったと推定される。

大簗村
おおやなむら

[現在地名]二戸市安比あつぴ

似鳥にたどり村の南西に位置。正保国絵図に村名がみえ、高九五石余。元禄十郡郷帳による〆高は田方一〇一石余・畑方七一石余、当村へ安比村が入るとある。元文四年(一七三九)の福岡通絵図(盛岡市中央公民館蔵)では蔵入高八二石余・給所高一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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