日本歴史地名大系 「大蔵新田」の解説 大蔵新田だいぞうしんでん 新潟県:新津市大蔵新田[現在地名]新津市大蔵小阿賀野(こあがの)川左岸にあって東は七日町(なのかまち)村。慶長一一年(一六〇六)に信州松本(まつもと)(現長野県松本市)出身で、上杉軍の前衛を務め、のちに三島(さんとう)郡の小木(おぎ)城(現出雲崎町)城主となった松本大学忠繁の子松本大蔵昌邦が荒地を開発して一村をなしたと伝える。「新津郷土誌」によれば、寛永二年(一六二五)の大洪水のため田畑が荒廃、大蔵は同六年中野(なかの)新田に移ったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by