大行寺村(読み)だいぎようじむら

日本歴史地名大系 「大行寺村」の解説

大行寺村
だいぎようじむら

[現在地名]小山市大行寺

おもい川西岸に位置し、南は萩島はぎしま村、西は下石塚しもいしづか村、西へ佐野道が通る。慶長年間(一五九六―一六一五)小山藩領、元和五年(一六一九)下総古河藩領、寛文四年(一六六四)検地帳(速水丈夫文書)が残る。正徳二年(一七一二)上知され、享保九年(一七二四)以降旗本大久保領。元禄八年(一六九五)の村明細帳(同文書)では田一九町七反余・畑六四町三反余。うち約二〇町は砂土、約一五町は野土、約三四町余はぼう砂・小石混じりで下は石となっている。旱損の村であるが堤外の田畑三〇町余は水損場である。家数八〇(名主・百姓五二、半役一二、水呑一六)・人数四一七、馬四五。職人は馬喰三・鍛冶一・猟師一・川漁師六で川役銭を納める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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