新撰 芸能人物事典 明治~平成 「大谷鬼若」の解説
大谷 鬼若
オオタニ キジャク
- 職業
- 俳優
- 本名
- 今西 友次郎
- 生年月日
- 明治11年 9月30日
- 出生地
- 京都府 京都市
- 経歴
- 16歳の頃大谷友松の弟子となり、各地を巡演。のち牧野省三を知り、明治末年横田商会に入社、「佐倉宗五郎」から尾上松之助映画に出演。45年横田商会が日活に合併すると引き続き日活に所属、以来松之助映画には欠かせぬ大敵役として知られた。「忠臣蔵」だけは別で、6年「十二時忠臣蔵」、15年「実録忠臣蔵」で堀部安兵衛、8年「大石内蔵之助実伝」で寺坂吉右衛門、10年「実録忠臣蔵」で竹林唯七と四十七士を演じる。松之助没後、昭和2年マキノに移り、片岡千恵蔵入社第1作「万花地獄」、「実録忠臣蔵」などに出演。晩年は骨董商を営み、大江山の俳号で俳諧に親しんだ。
- 没年月日
- 昭和16年 7月28日 (1941年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報