大輪須村(読み)おおわすむら

日本歴史地名大系 「大輪須村」の解説

大輪須村
おおわすむら

[現在地名]那須町大和須おおわす

八溝やみぞ山塊北西部の狭い谷の入口に位置し、南西端を三蔵さんぞう川が南流する。北は中梓なかあずさ村・吉野目よしのめ村、北東部は棚橋たなばし村、南部は伊王野いおうの村。天正一八年(一五九〇)大関氏が豊臣秀吉から安堵された所領のうちに大輪須があり、蓑沢みのざわ・東小滝とともに高四七三石余(「黒羽藩領知高書上」宇都宮大学附属図書館蔵)。慶安郷帳では「大和須」とみえ田高六三石・畑高二七石。「創垂可継」封域郷村誌巻一によれば枝村として堀之内ほりのうち中輪沢なかわざわ蒔戸まきどがあげられ、同巻二では田方七町九反余・畑方一三町七反余、家数二〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android