大野台村(読み)おおのだいむら

日本歴史地名大系 「大野台村」の解説

大野台村
おおのだいむら

[現在地名]君津市大野台

沢巻さわまき村の南に位置する。天正二〇年(一五九二)検地があった(「周東郡大野台之村検地帳」大野台区有文書)。文禄三年(一五九四)上総国村高帳に大之巻村とあるのが当村と考えられ、高二二六石。寛文四年(一六六四)には高岡藩領(寛文朱印留)。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数四三、三卿の清水領。旧高旧領取調帳では旗本中野領で、高二六七石余と文久三年(一八六三)改増の三三石余。寛文二年地頭林があるとして五行台ごぎようだいに接する野を内野と主張し、日渡根につとね村を訴えたが、両村の荒畑があることなどから地頭林分はそのままにし、ほかを入会野とした(川俣家文書)。寛政四年の村明細帳(大野台区有文書)によれば反別は田一五町五反余・畑二二町四反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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