大金得勝陀頌碑(読み)だいきんとくしょうだしょうひ(その他表記)Da-jin-de-Sheng-tuo-Song-bei

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大金得勝陀頌碑」の意味・わかりやすい解説

大金得勝陀頌碑
だいきんとくしょうだしょうひ
Da-jin-de-Sheng-tuo-Song-bei

得勝陀頌碑,得勝陀碑ともいう。中国,金朝に建てられた石碑チーリン (吉林) 省フーユイ (扶余) 県,石碑わい子 (わいし) 集落東方約 3kmにある。縦約 2.4m,横約 0.91m。この地は金の太祖ワンヤンアクダ (完顔阿骨打) が遼に対し挙兵したところで,大定 25 (1185) 年,第5代世宗がその戦勝を記念して建碑したもの。碑の表面は漢文 30行,裏面は漢文とほぼ同義の女真小字文 33行が刻まれており,女真文字研究の重要資料となっている。

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