大阪泉州桐箪笥(読み)おおさかせんしゅうきりたんす

事典 日本の地域ブランド・名産品 「大阪泉州桐箪笥」の解説

大阪泉州桐箪笥[木工]
おおさかせんしゅうきりたんす

近畿地方大阪府の地域ブランド。
大阪泉州地域に由来する製法により大阪泉州地域及び東大阪市で生産された桐製の箪笥。江戸時代中期に、大阪で桐箪笥の製造技術が確立され、その後、堺を経て和泉に広がり産地が形成された。良質の桐材のみを使用。角を丸く削った胴丸形と呼ばれる箪笥が多い。釘を一切使わない組手加工が特徴。1989(平成元)年4月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年7月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5062209号。地域団体商標の権利者は、大阪泉州桐箪笥製造協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大阪泉州桐箪笥」の解説

大阪泉州桐箪笥

大阪府岸和田市、堺市和泉市などで生産される桐製の箪笥。箪笥は大阪で最初に作られたといわれ、江戸時代中期には製造技術が確立していたとされる。国の伝統的工芸品。地域団体商標。また「泉州桐箪笥」として大阪府知事伝統工芸品に指定されている。

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