大陸高気圧(読み)たいりくこうきあつ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大陸高気圧
たいりくこうきあつ

大陸上に形成される高気圧。シベリア高気圧、カナダ高気圧などが含まれる。主として寒候期(10月~3月)に現れ、真冬にもっとも強くなる。成因は、大陸と海洋の熱的差異と大山脈によって上空の偏西風波動が大陸上に高気圧の形成されやすい形になることに帰せられる。夏は大陸と海洋の熱的差異が逆転するため、気圧分布も冬と逆になり、大陸上には低気圧が現れやすい。この傾向はとくにアジア大陸で顕著である。[倉嶋 厚]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の大陸高気圧の言及

【高気圧】より

…その下層が大陸上の放射冷却で低温度の空気から成るものがある。大陸高気圧と呼ばれる冬のシベリア高気圧や北アメリカ大陸の高気圧がそれである。ここでも地形の効果があって,崑崙,祁連山脈がシベリアでつくられる寒気の南下を阻止するので,シベリア高気圧は南側に障壁のない北アメリカ大陸の高気圧に比べて強大になる。…

※「大陸高気圧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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