天下茶屋物(読み)てんがぢゃやもの

世界大百科事典 第2版の解説

てんがぢゃやもの【天下茶屋物】

歌舞伎,浄瑠璃にあらわれる大坂住吉街道の天下茶屋仇討をテーマとした作品。歌舞伎では1781年(天明1)12月9日より大坂角の芝居藤川山吾座で上演した《大願成就 殿下茶屋聚(てんがぢややむら)》(並木十輔,奈河(ながわ)亀輔合作)が最初。これは天下茶屋の仇討事件を近江源氏の世界に脚色したもので好評を博し,翌年2月まで続演した。この作品と並行して81年12月16日から中の芝居山下金作座でも《連歌茶屋誉文台(れんがぢややほまれのぶんだい)》(奈河七五三助(しめすけ),増山金八合作)を上演した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

余震

初めの大きい地震に引き続いて,その震源周辺に起こる規模の小さい地震の総称。大きい地震ほど余震の回数が多く,余震の起こる地域も広い。余震域の長径の長さは,地震断層の長さにほぼ対応している。マグニチュード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android