天保十五年高松城下図(読み)てんぽうじゆうごねんたかまつじようかず

日本歴史地名大系 「天保十五年高松城下図」の解説

天保十五年高松城下図(天保一五年城下図)
てんぽうじゆうごねんたかまつじようかず

一三三×一二七センチ

写本 鎌田郷土博物館

解説 原本は昭和二〇年の戦災焼失。昭和九年刊の「高松市史」に市街変遷図その五として写真版が収録されている。写本は「天保十五年甲辰九月作」と標記され、「製作年月標記の通り、昭和三年三月写之神崎」とある。全面に七・九センチの方眼を引き、東西は新橋・高橋外側まで、南は御林南の観興寺までを収める。市史口絵の原本はモノクロのため判断は難しいが、黒色の具合からして美麗な絵図であったと思われる。製作年月が明記されている城下図は珍しく、とくに貴重である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android