天川原村(読み)あまがわらむら

日本歴史地名大系 「天川原村」の解説

天川原村
あまがわらむら

[現在地名]前橋市本町ほんまち三丁目・南町みなみちよう三―四丁目・文京町ぶんきようちよう一―三丁目・天川原町

北は城下片貝かたかい町、東は天川あまがわ村、南は六供ろつく村、西は市之坪いちのつぼ村・前代田まえしろた村。寛文郷帳に田方九四五石八斗余・畑方一九八石七斗余とある。元禄二年(一六八九)検地帳(天川原町有文書)では田二八町余・畑一三町余である。天保一〇年(一八三九)の前橋惣町寺院等印鑑帳(松井文書)によれば、前橋城下の町のうち、本町紺屋こんや町・えのき町など八町は天川原村のうちと記され、これらの町々の成立と関連があると思われる。嘉永元年(一八四八)の新建五人組再編議定(丸山清康氏旧蔵写本)によれば、天川原村は昔から民家がなかったが、文化年中(一八〇四―一八)藩の政策で新建百姓がつくられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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