日本歴史地名大系 「天明根村」の解説 天明根村てんみようねむら 福島県:福島市旧松川町地区天明根村[現在地名]福島市松川町鼓岡(つづみがおか)村の南に位置。鼓岡村、西の八丁目(はつちようめ)村とともに八丁目(はつちようのめ)宿を形成し、集落の大半は同宿の街村をなした。天文七年(一五三八)の段銭古帳では「御はんの所」として「てんミやう禰」とみえ、段銭は一一貫四二五文。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録には手明根とみえ、高三五九石余。近世初期の邑鑑では八丁目村に含まれたとみられる。米沢藩領時代の古高七〇五石余、幕府検地による新高五九一石余(古高新高帳)。領主の変遷は八丁目村と同じ。慶長四年(一五九九)の家数人数帳(福島市史資料)では家数三一・人数六八とされ、これは軍役に耐える者のみの数と考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by