天石門別安国玉主天神宮(読み)あめのいわとわけやすくにたまぬしてんじんぐう

日本歴史地名大系 「天石門別安国玉主天神宮」の解説

天石門別安国玉主天神宮
あめのいわとわけやすくにたまぬしてんじんぐう

[現在地名]越知町黒瀬

上八川かみやかわ川の下流右岸、通称みや奈呂なろ鎮座祭神は天手力男命。旧郷社。

「延喜式」神名帳にみえる吾川あがわ郡唯一の神社「天石門別安国玉アマノイハトワケノヤスクニタマ主天神社」に比定される。谷秦山は「土佐国式社考」で吾川こうたに村にある社(現伊野町の天石門別安国玉主天神社)を式内社とするが、「南路志」は同社蔵の天文九年(一五四〇)銘の棟札について「神谷村よりは黒瀬村は川上也、故に洪水之節当村之岩戸大明神の棟札流失して、神谷之神母社之辺へ流れ掛り有之を、神主拾ひて、棟札に天野岩戸分安国玉之天神と書記有るより、無名の社此神号を称し奉りしなるべし、当社の岩戸大明神旧号也、神谷之社は棟札によりて称号し奉る也」と記し、黒瀬の岩戸大明神が式内社であると述べている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 奉安

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む